2002年 春季リーグ戦レポート

★ 5月24日(金) 甲子園球場 ★
近畿大 100 001 002=4
京都大 000 000 010=1

【長尾仁嗣の試合レポート】

 近大は勝ち点5の完全優勝。 京大は最下位脱出というそれぞれの望みをかけて臨んだ第7節。 舞台は前夜の阪神―巨人戦の余韻が残る阪神甲子園球場。 前夜は伝統のTG戦、後に控えるは伝統の関関戦。 伝統の一戦にはさまれた近―京戦は歴史に残る一戦となるか・・・?

 先攻は近大。 先頭の大西(4・PL学園)が四球で歩くと、2番・田中雅(3・PL学園)は追い込まれながらもレフト前に運びチャンスを広げる。 続く林(4・柳川)の内野ゴロで1死一・三塁とすると、中村(3・智辯学園)がきっちり犠飛を打ち、近大が1点を先制した。

 京大打線に立ちはだかるのは近大の絶対的エース・野村(3・近大附)。 この日もスピード以上のキレを感じるストレートと角度のあるスライダーで京大の打者をキリキリ舞いさせる。 4回まで毎回2つづつの三振を奪うなど、京大の攻撃を全く寄せ付けない。

 一方の京大先発の河村(3・北野)も尻上がりに調子を上げていき、初回の一失点のみで粘りを見せていた。 しかし6回表、先頭の中村にヒットを許すと犠打、四球などで2死一・三塁としたところで野村を迎える。 野村は初球を叩き、レフト前へのタイムリーヒットとし、2−0とリードを広げた。

 ところが今シーズン完封負けを喫していない京大が黙っているはずがない。 終盤、徐々に野村の球をとらえだし、それが如実になったのは8回1死後、9番・山崎順(4・洛星)がセンター前へ。 藤田(3・膳所)は三振に倒れるが、篠原(4・星光学院)がレフト前にヒットを放ち、2死一・二塁。 続く伊藤(2・松山東)に野村が投じた3球目は伊藤の合板バットの芯を外したが、伊藤の執念が勝り、センター前へポトリと落ちた。 二塁走者の山崎はホームイン。 一塁走者の篠原も、センター・大西がもたつく間に一気にホームを狙うが、微妙なタイミングでアウト。 同点にはならなかった。

 一点差とし、試合展開を分からなくした京大だが、9回からリリーフした川上(4・岡崎)が近大打線に捕まり、痛恨の2失点。 試合を決定づけた。

 結局4−1で近大が競り勝ち、完全優勝に王手をかけた。



打撃成績
京都大学
(右)藤田3膳所400.158
(中)篠原4星光学院410.263
(三)伊藤2松山東411.268
(遊投)川上4岡崎410.178
(左)相原4岸和田300.237
(捕)日高4高津310.194
(一)田村4甲陽学院210.161
伊地知4洛星100.000
(投)河村3北野100.077
谷口3洛星100.333
平山3四条畷000.000
(二)山崎順4洛星210.174
合計3473.201
近畿大学
(中)大西4PL学園400.356
(捕)田中雅3PL学園310.351
(左)4柳川520.292
走左三好4京都西000.000
(一)中村3智弁学園422.341
竹玄3如水館000-
(右)田中篤4平安211.282
(三遊)米田4報徳学園300.275
(二)松丸4PL学園500.190
(投)野村3近大付属421.250
(遊)藤田2鳴門一200.212
大八木3大阪桐蔭000.000
走三井上3平安000.000
合計3284.274

京都大学近畿大学
二塁打
中村
二塁打
盗塁
田中雅・林・田中篤
失策相原大西
投手成績




打者安打自責防御率
河村3北野837523.88
川上4岡崎
16322.31
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野村3近大付属934611.27

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